Limited Time Sale| Management number | 219243583 | Release Date | 2026/05/03 | List Price | US$90.00 | Model Number | 219243583 | ||
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本書の目的本書は、大正新脩大蔵経に収められている律蔵文献、すなわちT1425『摩訶僧祇律』、T1426『摩訶僧祇律大比丘戒本』、そしてT1427『摩訶僧祇比丘尼戒本』の三部作を対象とし、その全容を現代日本語に訳出し、広く学徒および一般読者に提供することを目的とする。仏教の基礎たる戒律は、教団の維持と修行者の精神的基盤をなすが、漢訳律の文語調ゆえに現代の読者にとってアクセスが困難であった。本訳業は、この偉大な古典を現代の視点から再構築し、その思想的・歴史的価値を再評価する一助となることを期している。『摩訶僧祇律』の歴史的背景『摩訶僧祇律』(Mahāsāṃghika Vinaya)は、紀元前4世紀頃の第二結集を経て仏教教団が分裂した際、保守的な上座部(Sthavira)に対立する革新的な集団、大衆部(Mahāsāṃghika)によって保持・伝承された律蔵である。部派仏教の時代において、大衆部はインド仏教の多数派を形成し、その律は初期仏教における教団生活の規範、僧伽(サンガ)の運営原理、そして修行者の倫理的規範を詳細に規定している。これは現存する主要な漢訳四分律(四律五部)の一つとして、仏教史、特に大乗仏教の倫理的基盤を理解する上で極めて重要な位置を占める。『摩訶僧祇律』は特定の単独の「作者」によって書かれたものではなく、釈尊の時代の教団の歴史的展開の中で、長老たちの合議と継承によって集成されたものである。そのため、その成立は紀元前3世紀から紀元後1世紀にかけての長期間にわたる段階的な編纂作業の結果と見なされている。漢訳への貢献この貴重なサンスクリット原典が中国にもたらされたのは、5世紀初頭、東晋の時代である。西域を巡礼した高僧 法顕(Fa-xian)が、その原本をインドから持ち帰った。翻訳作業は、416年頃に建康(現在の南京)の道場寺において、北天竺の三蔵仏駄跋陀羅(Buddhabhadra)を訳主とし、法顕が校定・協力するという体制で開始され、完成に至った。彼らの偉業により、この大衆部の律が中国仏教界に導入され、中国律の伝統に多大な影響を与えることとなった。本書の構成と翻訳方針本書の現代語訳は、原典の意図を正確に伝えることを第一としつつ、専門知識を持たない読者にも理解できるよう、注釈と解説を適宜加えて構成した。特に、比丘(僧侶)向けの戒本(T1426)と比丘尼(尼僧)向けの戒本(T1427)を律全体(T1425)と合わせて提示することで、『摩訶僧祇律』が包括する教団生活の全体像を明確に把握できるように配慮した。この翻訳が、律蔵研究の深化、そして仏教の戒律の精神が現代社会においてより広く理解されるための一助となれば、望外の喜びである。 Read more
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| Language | Japanese |
| File size | 3.4 MB |
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| Print length | 1817 pages |
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| Publication date | December 31, 2025 |
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